心地よい天気が続き、つい外出計画でも立てたくなる時期。新しい季節を前にそわそわして生産性が落ちたり、タスクに追われたままバカンスに突入したりを毎年繰り返していませんか?バカンス前に仕事を片付けて休暇を楽しみたい!パワーチャージして休暇明けにはエネルギッシュに活動したいと感じる女性も多いはず。休暇はただのリフレッシュではなく、次のステップに進むための大事な準備期間でもあります。今回は、バカンス前に生産性をグンと上げて、その後の飛躍を見据えた生産性アップ術をお届けします。
タイムボックスの活用
タイムボックスとは、特定の時間枠を設けてその中で特定のタスクを完了する方法のこと。例えば20〜45分間のタイムボックスを設定し、その間は決まった1つのタスクに集中します。短い時間の方が心理的ハードルは低いのでおすすめ。絶対にその時間でそのタスクを終わらせるのか、ある程度の完了を目処とするかはお好みでOK。タイムボックスは、完了の形が曖昧なタスクにはより効果的な手段です。計画的に仕事を進めることができ、バカンス前の多忙な一定期間だけでも設定すれば、驚くほど効率的にタスクを完了できます。さらに知らず知らずのうちに面倒なタスクを完了させられるため、本当に集中すべき自分の仕事に時間をかけることができます。この手法を取り入れることで効率的にタスクをさばき、生産性を倍増させましょう。
ゴールデンタイムの活用
ゴールデンタイムとは、最も生産的で集中力が高まる時間帯のこと。自分にとってのゴールデンタイムを把握し、その時間帯を最重要タスクにあてることで、短時間で高い成果を上げることができます。例えば朝の8時から10時があなたのゴールデンタイムなら、就業時間外でもこの時間帯に最もクリエイティブな仕事や集中力を要するタスクを割り当ててみましょう。逆にその後の時間には定型タスクを処理するなど、うまく仕事の緩急をつけるのがコツ。効率よく仕事を進めれば、不思議と余裕をもって休暇に入る準備が整います。
ゴールデンタイムを見つけるためには、自分の一日のリズムを観察し、いつ最も集中できるかを記録するのが効果的。これに基づいてタスクスケジュールを調整し、効率的にタスクを処理しながら創造的な未来計画も立てましょう。
セルフアワードを開催して達成感と充実感を高める
バカンス前にこの4ヶ月や半年間の仕事やプライベートを振り返り「今期最高の〇〇」を選んでみましょう。例えば「今期最高のプレゼンテーション」や「自分史上最高のプロジェクト完了」など、自分が誇りに思える成果をリストアップします。そして日記帳などで、その項目にの具体的なエピソードや数値目標を添えて「セルフアワード」を開催します。「納期前に完了し、クライアントから高評価を得た」など詳細を記録します。過去の成果を可視化することで、達成感と充実感を得られるだけでなく、次の目標設定にも繋げやすくなります。ポジティブなことはネガティブなことに比べて記憶に残りにくいもの。セルフアワードは、自分自身を労い、成長を促進し、次のステップに向けてエネルギーを蓄える素晴らしい方法です。これにより、休暇後も新たな目標に向かって前向きに取り組むことができます。
目標の更新
バカンス前に目標を再設定すると、バカンス後にどんな影響があるでしょう。ご想像の通り、目標を定期的に見直し更新することは、生産性を維持し、未来への解像度を高めるためにとても重要です。 短期目標は長期目標を達成するための過程であり、段階的に変更していくことが大切です。 更新時には、前述のセルフアワードを取り入れて過去の達成度を評価し、新たな目標の参考にすると更に効果的。 目標の進捗状況を定期的に確認し、必要に応じて追加したり優先順位を変更することで、より現実的で達成可能な目標を設定できます。目標の更新は、単に目標そのものだけでなく、目標達成のためのプロセスや行動計画も見直す良い機会。 目標達成に向けて、具体的なアクションプランを大まかに立てて休暇に入れば、休暇中にもより良い案を思いついたり、休暇後の仕事も能動的に取り組めます。生産性を高め、確実に目標に近づく目標の更新をやらない理由はありません
有毒な生産性に注意
有毒な生産性とは、常に物事を生産的に行おうとする意欲のことで、もっと結果を出そうと不健康なほど無理をしているときに起こります。 有毒な生産性は、長期的には燃え尽き症候群やうつ病など心身に問題を引き起こす可能性があります。
これを避けるには、まず自分の状態を自覚し、単なる自分として過ごすための時間を作ります。 瞑想や散歩、音楽鑑賞など、積極的に何かを達成しようとしない時間を大切にしましょう。
また、仕事量が増える原因となる心の底の考えや感情を自覚することも重要です。 失敗への恐れや低い自己評価、罪悪感などのネガティブな感情をまずは認識し、適切に対処することで、有毒な生産性の悪循環を断ち切ることができます。自分の感情を認識し、その理由を分析する時間を取り、適切に対処することで、健全な生産性を維持し、長期的な成功を収めましょう
まとめ
今回ご紹介したバカンス前の生産性アップ術は、期間限定のお試しと考えればやってみるハードルも下がります。そして自分に合うものがあれば、その後の日常にも取り入れてみましょう。ぜひこれらを参考に、今までにない集中力を発揮し、充実したバカンスを迎え、その後の飛躍のきっかけを作りましょう!